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3月30日 10:30~
角田市、臥牛三敬会の阿部信之さんの指導のもと、16名の参加者で、貴重な桜酵母を使用した味噌作りの体験会がありました。
深い知識と確かな経験から染み出すような阿部さんのお話は、聞いていてとても勉強になり、ただ食べ物としての味噌というだけではない、日本の伝統的な文化であるということを知ることができました。
その国それぞれに「国菌」というものはあり、日本は麹というものを長い間育ててきたこと、
伊達政宗がこれを推進し、人々に産業としての味噌作りを指導、生産工場も建てていたこと、
とにかく味噌があれば、飢饉や戦争、災害などの時にも日本人はこれを生命の糧としてきたこと、
それは人の健康だけでなく、文化として誇るべきことである、ということ、
などなど、阿部さんの様々な言葉に感動を覚えるほどでした。
これは工芸と同じではないか?
自然の中から全てをいただき、それを育て産業とし、人の生命すら守る。
阿部さんは「味噌作りを通して、すこしでもこれらのことに興味を持つ機会になれば・・・」
とお話下さいました。
今、日本の文化を見直す時期が来ているように感じています。
世界中をみても、これほど自然豊かで水や木々のある国も珍しい、それを私たちはあまり感じないまま過ごしていまいか?
味噌を通して、考えを深く改める機会のようにも感じました。